ワインのカロリーはほとんどが度数で決まり、残糖によって少し上下します。気軽にワインを飲む人のほとんどは、ワインからとるカロリーをかなり少なく見積もっています。家で注ぐ量は標準的なグラスの量より30〜50%多く、夕食と一緒の「2杯くらい」が、実際にはボトルの4分の3になることもよくあるからです。この記事では、スタイルごとの数字、どんな量にも使える計算方法、そしてワインのカロリー計算がビールやスピリッツより難しくなるパターンを紹介します。この記事は、カロリーを意識した食生活にお酒をどう組み込むかをまとめた完全ガイド、「アルコールのカロリー」セクションの一部です。

この記事では主に英国の単位とメートル法を使い、必要に応じて米国の単位への換算も載せています。

# 簡単な計算式

ワインのカロリーをおおまかに見積もるには:

100 mlあたりのカロリー ≈ 度数 × 6 + 5 kcal

つまり度数13%のワインなら、13 × 6 + 5 = 100 mlあたり83 kcal。175 mlのグラス1杯で145 kcalです。

甘口のワインは、残糖の分として100 mlあたり5〜15 kcalを足してください。

この計算式は完璧ではありません(糖分の量はさまざまで、度数がとても高いワインは直線的な見積もりよりやや高めになります)が、実際の数字との誤差を10%以内に収められます。

# グラスのサイズ別のカロリー

同じワインでも、注ぐ量によってカロリーが変わります。

注ぐ量 度数11% 度数12.5% 度数13.5% 度数14.5%
125 ml(小) 92 99 107 115
175 ml(英国の標準) 128 138 149 161
200 ml(英国の大) 146 158 170 184
250 ml(大) 183 197 213 230
5オンス(米国の標準、148 ml) 109 117 126 136
6オンス(米国のたっぷり、177 ml) 130 140 151 163
ボトル(750 ml) 549 591 638 690

この表は、残糖がごく少ない辛口のワインを前提にしています。甘口のワインは、これらの数字より10〜30%高くなります。

グラスに注がれるワイン。
写真:Luisa Fernanda Bayona(Pexels)

# ワインのスタイル別のカロリー

# 白ワイン

軽めの白(度数10〜12%):100 mlあたり70〜85 kcal。

  • リースリング(10〜11.5%、辛口):100 mlあたり70〜80 kcal
  • ソーヴィニヨン・ブラン(11〜13%):100 mlあたり75〜90 kcal
  • ピノ・グリージョ(12〜13%):100 mlあたり80〜90 kcal
  • シャブリ(12〜13%):100 mlあたり80〜90 kcal
  • ガヴィ(12〜13%):100 mlあたり80〜90 kcal

一般的な白(度数12〜13%):100 mlあたり80〜90 kcal。

  • シャルドネ(度数13〜14%、樽熟成のスタイル):100 mlあたり85〜95 kcal
  • ブルゴーニュの白(13〜14%):100 mlあたり85〜95 kcal
  • アルバリーニョ(12〜13%):100 mlあたり80〜90 kcal
  • ヴィーニョ・ヴェルデ(10〜12%):100 mlあたり70〜85 kcal

甘口の白とデザートワイン:100 mlあたり100〜150 kcal以上。

  • ソーテルヌ(13〜14%):100 mlあたり130〜150 kcal
  • アイスワイン(10〜13%、とても甘い):100 mlあたり130〜180 kcal
  • トカイ・アスー(10〜12%、甘口):100 mlあたり120〜150 kcal
  • ドイツのシュペートレーゼ/アウスレーゼ(8〜12%、やや甘口から甘口):100 mlあたり80〜130 kcal

# 赤ワイン

一般的な赤(度数13〜14%):100 mlあたり85〜100 kcal。

  • ピノ・ノワール(12〜14%):100 mlあたり80〜95 kcal
  • ボージョレ(12〜13%):100 mlあたり80〜90 kcal
  • キャンティ(12.5〜14%):100 mlあたり85〜95 kcal
  • リオハ(13〜14%):100 mlあたり90〜100 kcal
  • ボルドー(12.5〜14%):100 mlあたり85〜100 kcal
  • コート・デュ・ローヌ(13〜14.5%):100 mlあたり90〜105 kcal

重めの赤(度数14〜15.5%):100 mlあたり95〜115 kcal。

  • シラーズ/シラー(14〜15.5%):100 mlあたり95〜115 kcal
  • マルベック(13.5〜15%):100 mlあたり95〜110 kcal
  • ジンファンデル(14〜16%、もっと高いことも多い):100 mlあたり100〜120 kcal
  • アマローネ(14〜16%):100 mlあたり100〜120 kcal
  • バローロ(14〜15%):100 mlあたり95〜110 kcal
  • リベラ・デル・ドゥエロ(14〜15%):100 mlあたり95〜110 kcal
  • カリフォルニアの力強いカベルネ(14〜15.5%):100 mlあたり100〜115 kcal

酒精強化の赤:100 mlあたり130〜180 kcal。

  • ポート(19〜22%):100 mlあたり150〜170 kcal
  • マデイラ(17〜20%):100 mlあたり130〜160 kcal
  • 甘口のシェリー(15〜22%):100 mlあたり130〜180 kcal

# ロゼ

ロゼは、白から赤までの範囲に広がっています。

  • プロヴァンスのロゼ(12〜13%、辛口):100 mlあたり80〜95 kcal
  • ホワイト・ジンファンデル(8〜10%、やや甘口):100 mlあたり75〜90 kcal
  • ロサード(11〜13%):100 mlあたり80〜95 kcal
  • 甘口のロゼ:辛口の数字に10〜20%を足す

# シャンパンとスパークリングワイン

一般的なスパークリングワイン(度数11〜12.5%):

  • シャンパン(12〜13%、ブリュット):100 mlあたり75〜85 kcal。125 mlのフルートグラス1杯で95〜105 kcal。
  • プロセッコ(11〜12%、ブリュットからエクストラ・ドライ):100 mlあたり75〜85 kcal。125 mlのフルートグラス1杯で95〜105 kcal。
  • カヴァ(11〜12%、ブリュット):100 mlあたり75〜85 kcal。
  • イングリッシュ・スパークリングワイン(12%):100 mlあたり80〜90 kcal。

甘口のスパークリングワイン:

  • ドゥミ・セックまたはセックのシャンパン:100 mlあたり90〜110 kcal
  • アスティ・スプマンテ(7〜9%、とても甘い):100 mlあたり100〜130 kcal
  • モスカート・ダスティ(5〜7%、甘口):100 mlあたり100〜120 kcal
お祝いのテーブルに置かれたシャンパンのフルートグラス。
写真:Pavel Danilyuk(Pexels)

# 家で注ぐと計算が狂う理由

英国の標準的なグラスは175 mlです。家で注ぐ量はたいてい200〜250 ml。レストランで注がれる量は200〜220 mlになることがよくあります。

「家で2杯飲んだ夜」は、実際にはこうかもしれません。

  • 175 mlのグラス2杯:350 ml=度数12%で280 kcal
  • 家で注いだ250 mlを2杯:500 ml=度数12%で400 kcal
  • ボトル半分(375 ml)を「2杯」に分けた場合:度数12%で300 kcal

「2杯」と言っている人は、量にすると標準的なグラス2.5〜3杯分を飲んでいることがよくあります。

正確に記録するには、家で注ぐ量を一度測ってみると、実際のサイズがわかります。ほとんどの人の「いつもの」注ぐ量は、思い込んでいる175 mlではなく、200〜250 mlです。

# ボトル1本の計算

750 mlのワイン1本に含まれるのは次のとおりです。

度数 カロリー合計 英国のユニット合計
11% 549 8.25
12% 597 9.0
13% 645 9.75
14% 693 10.5
14.5% 718 10.9

ボトルを2人で分けると、ワインだけで1人あたり270〜360 kcal。

ひと晩でボトルを1人で1本空けると、ワインだけでたいてい600〜700 kcal。これに一緒に食べたものが加わります。

ワインを飲みながら体重を気にしている人にとって、ボトル単位の計算は参考になります。週に3本(ほどほどからやや多めにワインを飲む人として珍しくないパターン)なら、ワインだけで週1,800〜2,100 kcal、年間およそ95,000〜110,000 kcalになります。

# ワインのカロリー計算がビールより難しい理由

いくつか特有の要因があります。

# 注ぐ量のばらつき

ビールのパイントは量が決まっています。ワインの注ぐ量は決まっていません。同じ「1杯」が、ある店では125 ml、別の店では250 mlと、量が倍も違うことがあります。

# 年ごとの度数のばらつき

同じ生産者のワインでも、ヴィンテージによって度数が0.5〜1%変わることはよくあります。ある年に13%だったワインが、気候の違いで翌年は14%になることもあります。

# 糖分のばらつき

同じ度数のワインでも、残糖によって100 mlあたり30〜40 kcalの差が出ることがあります。「辛口」のワインの糖分は1リットルあたり0〜9 g、やや甘口のワインは9〜18 g、甘口のワインは50 gを超えることもあります。

ほとんどのワインのラベルには糖分が表示されていないので、ビールより正確なカロリー計算が難しくなります。

# レストランで注がれる量

レストランは、パブとは違うサイズのグラスと注ぐ量を使っています。レストランのワインは、標準と書かれていても200〜220 mlで注がれることがよくあります。「夕食と一緒に2杯くらい」は、量にすると標準的なグラス3杯分になることがよくあります。

# 家飲みのワインは量が増えやすい

スーパーで買って家で飲むワインは、お店で飲むワインより、多めに注がれ、長い夜にわたって飲まれる傾向があります。家で飲む場合、ひと晩の合計の量は、本人の感覚より多いことがよくあります。

# 実践的なアドバイス

カロリーを気にしながらワインを楽しみたい人へ。

# 基本は甘口より辛口を選ぶ

同じ度数なら、辛口のワインは100 mlあたり80〜100 kcal、甘口のワインは100 mlあたり100〜150 kcalです。辛口の赤、辛口の白、辛口のロゼは、どれもやや甘口や甘口のものよりカロリーが低くなります。

# 度数の低いワインはカロリーも低い

度数12%のワインは、14%のワインより1 mlあたりのカロリーがおよそ15%低くなります。度数の低めのワイン(11〜13%)を選べば、量を減らさずにカロリーを減らせます。

# シャンパンやプロセッコは、たいていのスティルワインより低カロリー

度数11〜12%で100 mlあたり75〜85 kcalと、たいていのスティルワインより低めです。フルートグラスの量が少ない(125 ml)ことも、それを後押しします。シャンパンのフルートグラス1杯は95〜105 kcalで、スティルワインの標準的なグラス1杯より少なくなります。

# 家で注ぐ量を測る

一度だけでかまいません。「いつも」注ぐ量を計量カップに注いでみてください。250 mlだったら、記録の「1杯」は250 ml、つまり標準の1.5倍として頭の中で補正しましょう。

# ボトル単位で数える

ボトルを1人で1本空ければ600〜700 kcalです。「何杯か飲んだ」という数え方は、たいてい少なめになります。ボトルで記録するほうが正確です。

# お祝いのシャンパンは、スピリッツほどカロリーが積み上がらない

お祝いの席で、カロリーをあまり増やさずに飲みたいなら、一般的な量で比べると、シャンパンやプロセッコは、スティルワイン、ビール、カクテルより本当に低カロリーです。

# AlcoLogでのワインのカロリーの扱い

AlcoLogのカタログには、ブドウの品種とスタイル別に40種類以上のワインが収録されています。ワイン1杯の記録は、お気に入りに入っていれば1タップ、カタログから選ぶなら2タップです。カロリーは、選んだワインの種類と注ぐ量をもとに、カタログから自動で入力されます。

サイズのプリセットには、125 ml、175 ml、200 ml、250 ml、ハーフボトル(375 ml)、フルボトル(750 ml)があります。変わった量で注いだときのために、カスタムサイズも使えます。

珍しいワイン(特定の生産者、ヴィンテージ、カタログにない度数)の場合は、「ドリンクを追加」画面で量と度数を指定できます。カロリーは自動で見積もられます。

セッション終了時の概要には、杯数とユニットと並んで、ワインのカロリー合計が表示されます。時間がたつと、履歴画面の月ごとのカードに毎月のワインの量が表示され、体重や全体の飲酒量を記録している人に役立ちます。

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